ブック・オブ・ライフ〜マノロの数奇な冒険〜

ブック・オブ・ライフ

感想・レビュー

2014/アメリカ 上映時間96分
監督:ホルヘ・R・グティエレス
脚本:ホルヘ・R・グティエレス、ダグラス・ラングデイル
製作:ギレルモ・デル・トロ、ブラッド・ブッガー、アーロン・バーガー、カリーナ・シュルツ
製作総指揮:アーロン・ワーナー、ケイリー・グラナット、チャック・ペイル
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
音楽監修:ジョン・フーリアン
キャスト(声の出演)
マノロ:ディエゴ・ルナ
マリア:ゾーイ・サルダナ
ホアキン:チャニング・テイタム
シバルバ:ロン・パールマン
ラ・ムエルテ:ケイト・デル・カスティーリョ

オフィシャルサイト

[あらすじ]

「パシフィック・リム」のギレルモ・デル・トロ製作のもと、闘牛士の青年が織りなす恋と冒険の物語を、メキシコ独特の生死観を背景に描いたダークファンタジーアニメ。闘牛士の家系に生まれた心優しい男の子マノロは、幼なじみのホアキンやマリアといつも一緒に過ごしていた。やがてマノロとホアキンは、美しく成長したマリアに恋をする。祝祭「死者の日」に彼らの三角関係を見つけた死者の国の支配者ラ・ムエルテとシバルバは、将来どちらがマリアと結婚するかを賭けることに。ホアキンに賭けたシバルバは強大なパワーを持つメダルを彼に渡してマリアを惹きつけ、毒蛇を使ってマノロを死者の国へと誘う。その頃、町が盗賊団に襲撃され、マリアの身に危険が迫っていた。声優には「マジック・マイク」のチャニング・テイタム、「エリジウム」のディエゴ・ルナ、「アバター」のゾーイ・サルダナら豪華メンバーが集結。(以上、映画.comより)

↓予告編

[評価]

■脚本:8
■演出:8
■キャスンティング:8
■この映画えらい度:6
■好き度:10
■期待値とのギャップ:6
■総合:10

80点

/100

2015年ゴールデン・グローブ賞&アニー賞
長編アニメ映画賞Wノミネートのダークファンタジー。ノミネートに終わったものの、その年のノミネートは「ベイマックス」、「ヒックとドラゴン2」、「ボックストロール」に「LEGOムービー」… 強すぎんよ、周りがよ…

この強豪たちに肩を並べた、本作。いやあ、素晴らしい。やっぱり良かったのは独特で温かみのあるビジュアルですねえ。特に「思い出の国」での冒頭は思わず息が漏れました。。。ぜひBlu-rayで見ていただきたい作品です。

物語はある時ある場所、現代の美術館ガイドの語り手によって進められるんですが、美術館という平凡な世界から魔法のような世界に一瞬にして連れて行ってくれます。ガイドのメアリーが案内する部屋にあるものは現実か、幻想か。どれも美しく実際に物語に出てくるものばかりで囲まれています。
“ブック・オブ・ライフ(生命の書)”。この世のすべての物語が描かれたその書のなかからマノロ、マリア、ホアキンの三人の話が人形を使って語られるんですが、その経過を、子供たちの卓越した想像力で映像化!みたいな。監督のホルヘ・グティエレスは子供達が想像力をふんだんに発揮させるとき、おもちゃや人形は非常に有効な手段だと彼自身の経験をもとに語っているんですね。(大人になってもおもちゃ買ってる自分は想像力爆発です)

だから、主人公たちは木目調で関節なんかもおもちゃな感じ。(かわいい)

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いい感じにデフォルメされたキャラクターたち。その完成度が非常に高い。
劇中劇であることの明確さに加え、その中でのリアリティに感動!殺陣や髪の動きなどの違和感は一切ない、まるで現実。。。

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The Art of the Book of Life

さらにさらに。共感性の強さも魅力かな。と思ったり。
「ブック・オブ・ライフ」の物語の核となる部分は、マノロの葛藤。先祖代々の闘牛士として確実にスターになれる力がありながら、彼がやりたいのは歌とギター。家族に反対されながら彼が進む道は険しく生きづらいんですねえ…

ただ、まあ…

よくある話!

だからこそ、多くの人がたくさんの場面で共感できるわけですが。
夢だったり、仕事だったり、恋だったり。マノロだけでなくそれぞれのキャラクターへの感情移入が非常に容易でした。
共感していおる時にマノロが歌う歌がまた良くて…
泣きます。

また、幼かった頃ただひたすら夢を見ていたあの日あの時を思い出す、そんな作品でもありました!
もう一度、新たな道を進む自分を後押ししてくれるそんな映画です。


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