ジュラシック・ワールド

ジュラシック・ワールド

感想・レビュー

原題:Jurassic World
2015/アメリカ 上映時間125分
監督:コリン・トレボロウ
製作:フランク・マーシャルパトリック・クローリー
製作総指揮:スティーブン・スピルバーグトーマス・タル

キャスト
クリス・プラット:オーウェン
ブライス・ダラス・ハワード:クレア
ビンセント・ドノフリオ:ホスキンス
タイ・シンプキンス:グレイ
ニック・ロビンソン:ザック

[あらすじ]
事故の起こった「ジュラシック・パーク」にかわり、新たにオープンした「ジュラシック・ワールド」では、ジャイロスフィアという球体の乗り物でめぐる恐竜見学や、モササウルスの水中ショーなどで人気を博していた。さらなる人気を獲得したい責任者のクレアは、飼育係オーウェンの警告も聞かず、遺伝子操作により、凶暴で高い知性をもった新種の恐竜インドミナス・レックスを作り出すが……。(以上、映画.comより)

こちらが予告編↓

[評価]

■脚本:10
■演出:10
■キャスンティング:8
■この映画えらい度:10
■好き度:10
■期待値とのギャップ:8
■総合:9

93

/100

恐竜をテーマに世界中で大ヒットしている映画『ジュラシック・パーク』シリーズ4作目『ジュラシック・ワールド』(公開中)の累計興行収入が92億134万9300円となり、今年(2014年冬以降の公開作品)トップだった『ベイマックス』(14年12月20日公開)を超えて、年間1位となることがほぼ確定した。(以上、oricon styleより)

2015年夏の大注目作品スティーブン・スピルバーグも製作総指揮に加わった「ジュラシック・ワールド」同時期に「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」 「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」など話題作が目白押しだったが、公開直後はもちろん、将来振り返った時に確実に話題になること間違い無しの作品。

-エンターテイメントの最高峰-

やっぱり暑い日の夏休み映画はエンターテイメントに限る!たくさんの爆薬に、有名な俳優陣、かっこいいメカや怪獣は小さな子供から、大人までが楽しめる。そんな映画は時代を経て後世へ受け継がれ、育った子供は大人になり、自分の子供たちと最新の夏休み映画を見に行く。このサイクルこそ映画の素晴らしいところだと思う。
そしてその全てが詰まっているのが「ジュラシック・ワールド」。14年ぶりの新作は親子で見るもカップルで見るもよし。地球の神秘恐竜をテーマにした、有名でかっこよくて綺麗な俳優が出ていて、かっこいい設備メカが登場する

とっておきの夏休み映画なのだ。

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長い沈黙を破って公開された「ジュラシックシリーズ」の最新作、監督はコリン・トレボロウ。彼は2012年の「彼女はパートタイムトラベラー」で長編映画デビューしたばかりの新人で、大ヒットシリーズの抜擢は異例といえる。しかし驚くのはまだ早い、なんと彼あの

「STAR WARS」シリーズの監督まで決定している

というとんでも経歴の持ち主。いやしかし…「ジュラシック・ワールド」の成功を見ればその抜擢も納得がいくし、これからが楽しみな監督であるのは間違いない。
観客が「観たい」映像、キャラクター、ギミックを確実に知っていて、それの見せ方もちゃんとわかっているコリン・トレボロウ。本作も脚本にこそケチをつけたくなる部分は多々あれど、完成されたパークやスフィア型の乗り物は夏休みを満喫する少年たちとの気持ちのシンクロによって幾分にも盛り上がる最高のエンターテイメント作品。なんといっても新種のインドミナスレックスはその最たるもの。観客やスポンサーの期待に応えるべく作られたハイブリット。そのDNAは責任者でさえ把握しきれない数。熱を探知したり、擬態したり。歯の数も多く鋭く、できることは数知れず。知能も高いこの恐竜は過去最恐。夏休みに見る怪獣はやっぱりこうでなくっちゃ!

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「いつかあの夏を思い出す映画」

としては最高傑作。すでに懐かしい去年の夏。。。いつか息子たちと共有する興奮を心待ちに今日もBlu-rayを再生している。そんな完璧で素晴らしい、まさに娯楽映画、エンターテイメント作品なのが「ジュラシック・ワールド」。

-見たかったテーマパークがついに!-

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この映画のピークは開始直後に訪れる。モノレールから見えるパークへの扉はしっかりと過去の「ジュラシック・パーク」の面影があって、ホテルの部屋から見えるジュラシック・ワールドは過去最大の賑わいを見せている。今までは試運転だったり、廃墟だったりでお客がしっかり入っていたことはないテーマパーク。

しっかりと機能しているパーク

を観れるのは今回が初めて。「こんなパークに行ってみたい!」「あの兄弟が羨ましい!」と思わせるリアリティは最高にテンションが上がった。さすがCGの技術は格段に進化している。明らかにそこにいる現実感は実際にパークにいった気にさえさせてくれる。

そしてその兄弟が最高にいい演出になっている。家を発つ前から興奮する恐竜大好きな弟グレイと、愛おしい彼女のことしかアタマにない兄のザック。
二人は映画を見ている観客との感情のシンクロに一役買っている。私のように上映前から興奮していて、懐かしい音楽が流れ出しただけで泣きそうになる人もいれば、誰かの付き添いで来た、過去作を見たこともない全く乗れていない人もいる。そんな2極端を象徴した二人なのだ。

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弟の気持ちで鑑賞している人は、ホテルの窓が空いた瞬間、感動と興奮で目が潤む。兄は未だ携帯に夢中で、今ではただの動物園と化した恐竜パークなんかには全く興味なし。しかし、ジュラシックワールドがそれを許すわけなんかないのだよ。ついに見たモササウルスの迫力に、兄も携帯を離さざるを得なくなったのだった。。。こうして「ジュラシックワールド」の虜になっていく兄を見るのも一つの楽しみ。水しぶきを浴び、圧倒的恐竜の迫力を前にもう笑うしかなく、こう一言。

「もっと見に行こう!」

-宿敵ラプトル、名コンビ誕生-

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過去、幾度となく主人公たちを恐怖に追いやってきた、体は小さくとも凶暴な

ヴェロキラプトル。

こいつらの厄介なところは、鋭いかぎ爪とチームワーク。どんなに大きい恐竜も数にはかなわない。今回登場するのは、デルタ、エコー、チャーリー、そしてブルーの4匹。彼女たちは獰猛、危険、いつ人間を襲ってもおかしくない恐竜だが、長い年月をかけ信頼を勝ち取ったオーウェン(クリス・プラット)とは絆を深めていた。
そこに現れるパークの警備を担当するインジェン社のセキュリティ部門幹部、ホスキンス。彼はインジェン社上層部と裏でつながっていて、恐竜を生体兵器として軍事利用を画策する野心家である。彼の狙いは4匹のラプトル。確かに、今まで苦労させられた分味方になればなんとも心強いパートナーになるだろうが、そう上手くもいかない。そう…最大の敵インドミナスレックスには何のDNAが混ざっているかはわからないのだから。。。

かくかくしかじか、いろいろあるが、オーウェンとラプトルたちの共闘シーンは最高にテンションアゲアゲ。バイクに乗り目配せをして、フット微笑むオーウェン、くぅぅ!カックイイぜ。
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-批判ももちろん…-

この映画は演出は素晴らしいものの、ストーリーは難あり。4作目の本作だが後編というよりもリメイクという声が多い。確かに作品前半から過去作をなぞるような展開が続く。全て展開は読めて、誰が危険になるかも当然わかる。「ここ」ってところで恐竜がでてきて「ここ」ってところで助けが来る。まあ、当然不満のでる脚本はあるわけだ。以前売れた脚本を最新の技術で復活させる、ハリウッドの、いやショービジネスの定番展開。さらにディテールが甘かったりもする。二万人の大パニックをどう収拾つけたのかとか、パークをあっという間に移動できちゃうから広さがいまいち伝わらないとか。
また、「アベンジャーズ」などで知られるジョス・ウェドンの発言を発端に「性差別」問題も拡散。(indietokyoより)問題の予告編こそ際立ってはいたものの、映画本編ではそれほど気にならない点であった。ただ、男女の肉体の強調という面では確かに目立つ。しかしそれは決して悪いことではないのでは?確かに、ヘリコプターに乗るクレアの胸にかかるシートベルト、あれを見て

「ああ、シートベルトになりたい..」

と不純な気持ちを抱いた。それは正直に伝えたい。罪悪感もあり、反省もしているが、クリス・プラットのムキムキ筋肉にももちろん羨望の眼差しを向けたのだ。どちらかに偏っているわけでもないし、

「魅力的な俳優たち」

はエンターテイメント作品には欠かせないものの一つでもあるのだ。
要するに、こんなに見たいものを見せてくれたのに、ケチをつけるな!ってこと…ですね。

-まとめ-

ともあれ、MAD MAXなどの面白いけどクセが強い映画とは違って、誰にでもお勧めできる「ジュラシック・ワールド」はまさに夏休み映画の決定版!

「真夏に見るオールタイムベスト映画」

とかなんとかのランキングには将来も食い込んでくるんじゃないかと。2015年は

「リアルタイムで見れてよかった」

と思う作品が非常に多かったですが、この作品もその一つ!将来息子に「お父さんは公開日に劇場ん駆け込んだもんだ…」なんて、きっと相手にされない無駄な自慢話をしたいと思います。未見の方は是非!では。






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