It Follows

 

イット・フォローズ

感想・レビュー

2014/アメリカ 上映時間100分
監督:デビッド・ロバート・ミッチェル
製作:デビッド・ロバート・ミッチェル
製作総指揮:ジョシュア・アストラカン
脚本:デビッド・ロバート・ミッチェル
撮影:マイケル・ジオラキス
キャスト
マイカ・モンロー:ジェイ
キーア・ギルクリスト:ポール
ダニエル・ゾバット:グレッグ
ジェイク・ウィアリー:ヒュー/ジェフ
オリビア・ルッカルディ:ヤラ

オフィシャルサイト

“セックスをして移されるのは、クラミジア(性病)だけじゃなかった!”

 

[ストーリー]

いい感じだった彼と車でエッチ。楽しかった瞬間もつかの間、薬で眠らされたジェイミーはおかしな事を告げられる。

「ぼくは誰かに伝染(うつ)された。逃れるにはこうするしかない、セックスをして人に伝染すしか…!」

「君が殺されればまた、”アレ”はまたぼくの元に戻ってくる。すぐにでもだれかと”して”伝染すんだ。」

こうしてジェイミーは得体の知れない”何か”を移され、結果”アレ”に追われることになるのだった。

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こちらが予告編↓

[評価]

■脚本:9
■演出:8
■キャスンティング:5
■この映画えらい度:7
■好き度:8
■期待値とのギャップ:10
■総合:8

79点

/100

『バカな大学生…火遊びはソコソコにね…笑』そんな定番な話…..

…かと思っていた。最後まで。本当に最後まで。

それがそうでもなかったんだな。

この映画の中に度々出てくる本の音読シーンやテレビのナレーション。それらには意味があったのかもしれない。もちろん初めから無意味という事はないが、もう少し注意して聞いておくべきかもしれない。

「マンガで学ぶ!世界経済」みたいな、「この媒体(ジャンル)だと面白く、解りやすい」みたいな。一見難しそうな話をあえて、少し変わった表現で写すことでありふれた題材、映画ジャンルが一気に新鮮になる。

“It Follows”のような題材の映画は数あれど、バカな若者死ぬぞ系スプラッター映画では見たことがない。キャンプに行き、後悔し、死に。終わる。これが常だったが、ここにきて新たな風が吹き込んだ。


[注意]この先ネタバレあり![注意]


この映画のモンスター、それはまさに”死”そのものではないだろうか。

“アレ”とはまさに”死”の事であるように見て取れた。だからこそ劇中では病名はおろか、モンスターの名前すらない。なぜか?それがさして珍しいものではないからかもしれない。私たちの周りに常にいて、その追跡はいつどこまで来ているかはわからない。ただ、生まれたその瞬間から”アレ”は私たちを追いかけ(Follow)始めるのだ。

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死はいつでも、どこまでも追ってくる。劇中同様、テクノロジーや科学で時に時間を稼ぐことも可能だが、それは決して避けられない事実。死ぬ瞬間は変えられても、永遠には逃げきれないのだ。そしてそれが始まるのはこの世に生まれ、生を受けたその瞬間。男女の行為は死への始まりなのだ。その快感と授かりものは代償に、長い”死”との鬼ごっこを課すのだった。

この映画の一見そこらのバカ映画かといっしょだろ?感

「ゾンビーバー」と同じ類かと思いきや、まさかのメッセージ性の強さ。スプラッター系でこういう映画は初めてかもしれない。

この映画を観た後の文学的な感想の数々。深く考えることのできる本作は本当に新しいなあ、と思うに限る。

本作は「今年(2015)最高のホラー映画」と言われた。たしかしそうかもしれない。なぜなら本当にゾッとしたからだ。

エンディングがきてスタッフロールを見ている時に気づいた。すでに自分も”アレ”に追われていることに。

サントラもすっごくよかったです。気持ちをものすごく煽ってくる高音。キーンというような嫌な音が恐怖を煽るんですよね。。。
Apple Music でも聞けるのでぜひ!

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 MusicでIt Follows を聴こう


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