ハッピー・ボイス・キラー

ハッピー・ボイス・キラー

感想・レビュー

原題:The Voices
2014/アメリカ 上映時間103分
監督:マルジャン・サトラピ
製作:マシュー・ローズアディ・シャンカールロイ・リースペンサー・シルナ

キャスト
ライアン・レイノルズ:ジェリー・ヒックファン
ジェマ・アータートン:フィオナ
アナ・ケンドリック:リサ
ジャッキー・ウィーバー:ウォーレン博士

[あらすじ]
不思議な魅力を持つ青年ジェリーは、バスタブ工場で働きながら代わり映えのない日常を送っていた。同僚の女性に恋心を抱いたジェリーは、精神科医の助けを借りながら彼女との距離を縮めようとするが、デートをすっぽかされたことで殺人事件を起こしてしまう。ジェリーはペットの邪悪な猫と慈悲深い犬に導かれながら狂気にとらわれていき、事態は予想外の展開を迎える。(以上、映画.comより)

こちらが予告編↓

[評価]

■脚本:6
■演出:8
■キャスンティング:9
■この映画えらい度:7
■好き度:6
■期待値とのギャップ:5
■総合:7

69点

/100

シング ア ハッピーソング シング ア ハッピーソーング♩
頭から離れないー♩ やばーい、人をあやめちゃーう♩

記事を読む前にぜひこの曲を流してね。↓

-詳しいあらすじ-

田舎のバスタブ会社で働くジェリー(ライアン・レイノルズ)。真面目でにニコやかな彼は社長からの信頼も厚く仕事場ではしっかりと働いている。しかし実は家で飼っている犬や猫の声が聞こえてしまうという、精神にちょっとした問題を抱えた男だった。
過去に忌まわしい出来事を経験していたため定期的に精神科医と面談するも、ジェリーは先生の言うようにちゃんと薬を飲むことができない。というのも実は、飼っている猫のMr.ウィスカーズは悪い奴で、薬を飲めばペットの彼らと会話できなくなるというのだ。孤独が大嫌いなジェリーはその脅しに怯え、薬を飲めないのだった。一方、ジェリーのことを心配する犬のボスコは彼のことを思って色々と忠告するのだった。
そんなジェリーは同僚のフィオナ(ジェマ・アータートン)にゾッコンで彼女をデートに誘う。しかし約束はすっぽかされ、その帰り道たまたまフィオナと出会ったジェリーは、色々な偶然が重なり、彼女を殺してしまう。Mr.ウィスカーズにそそのかされるままジェリーはフィオナの死体を家に持ち帰り、バラバラにして首から上だけを冷蔵庫に保管した。すると死んで生首だけのはずのフィオナもペットたち同様話すようになったのだ。
翌朝、生首のフィオナと一緒にいつも通りのシリアルをもぐもぐ食べるジェリー。精神的に不安定なジェリーは、自分がしたことの重要性をいまいち認識できないままでいる。『孤独』を嫌がり話ができる友達生首が欲しいとねだるフィオナの声に悩まされながらも、これまたいつも通りに日常生活を送っていくのだった。そんな中、ジェリーに気がある同僚のリサ(アナ・ケンドリック)と親しくなってゆく。今まである意味平穏だったジェリーの秘密の日々は、これをきっかけに崩れてゆき、事態は最悪の方向「キュートでポップなスリラー」へと突入していくのだった。

-ペットの声(Voices)は全てライアン・レイノルズ-

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「ミャオ」と渋い声で鳴くのはライアン・レイノルズ演じるジェシーが飼っている猫のMr.ウィスカーズ。こいつはいわゆる悪友とでも言おうか、常に悪事に導いて己の快感を求めろと囁くのだ。一方「股を嗅がせろ」とせがむちょっと抜けた犬はボスコ。ジェシーにはいい人間で色と説得を続けるいい友。この二つの声を演じるのはどちらもライアン・レイノルズ。鑑賞中は想像もしなかったが、声が聞こえる原因を考えれば当然だった。今まで見向きもしなかったライアン・レイノルズの才能に驚かされた「ハッピー・ボイス・キラー」

-2番目の女のアナケンはいい女-

アナケンことアナ・ケンドリックといえば、『イントゥ・ザ・ウッズ』や『ピッチ・パーフェクト』、個人的に大好きな『ラスト5イヤーズ』などで主役または、準主役を演じている。どれも女性キャラのなかでは素敵な彼の素敵な彼女って役なんだけど、やっぱりちょっと華が足りないというか…エリザベス・オルセンのような絶対的美貌があるかと言われれば首をかしげる。。。

しかし、これが2番目の彼女になれば一変。とっても素敵な、心惹かれる女性に早変わりする。(ひどいことを言っているのは承知)
本作「ハッピー・ボイス・キラー」でも、ジェリーが恋い焦がれているのはフィオナで、他の女性には目もくれない。必死にサインを送るリサ(アナ・ケンドリック)だったが、フィオナが生きている間は透明人間だった。しかし、そんなリサがとっても可愛いのだよ。「来てくれてよかったわ」「送ってくれない?」と積極的な彼女は、精神的に安定していない、ちょっとおかしな男以外から見ればとっても愛おしい。もの哀しげなリサを見ていると抱きしめたくなっちゃうんだなあ。

若かりし日のレオ様にそっくりと話題になったデイン・デハーン主演の『ライフ・アフター・ベス』これにも同じような役で出演しているアナケン。彼女がゾンビになってしまって絶望に打ちひしがれるなか現れるのがアナケン。久々に会って意気投合。可愛いアナケンと出かけようとするのだった。これがまたたまらなく愛らしい。彼女は一生懸命話そう、近づこうとしてる姿がとっても可愛い!今作でも手作りのケーキやコピー室でいちゃく手はずを打ったりとなにかと一生懸命。その姿がとってもキュート!
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-万能薬は愛、友情、人の温もり?(ネタバレあり)-

声(Voices)が聞こえてしまうジェリーの精神疾患が一向に良くならない事の原因は『孤独』にあることがわかる。心の奥で一人になる事を嫌っているからこそ首だけになったフィオナは友を求めたし、Mr.ウィスカーズに脅されて薬を飲めなかった。病気のおかげで聞こえる

声たち

は彼を癒してくれているのだ。一旦薬を飲んでしまえば全ては崩れ去る。声も消え、部屋は散らかり、景色は暗くなる。彼が正常になる事は新たな狂気への始まりだったのだ。
彼に必要なのは孤独から救ってくれる愛や友情だったわけだ。あと一歩、リサとはそれを手に入れられそうで希望の光も見えかけるのだが、運命は残酷に最悪の事態を引き起こす。今度は万能薬になるはずだったの愛のせいで、あの可愛かったリサは無残に生首だけの屍体になりさがる。こうして多くが死に、いつも味方だった犬のボスコでさえジェリーを見捨てる。彼もついに終わりと悟り、燃える自宅下のボウリング場で静かに横になる。こうして誰も幸せにならなかった筈のストーリーは、とおーーーってもハッピーな音楽で朗らかに終わるのだった。

シング ア ハッピーソング♪ シング ア ハッピーソング♪

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